身体に合った刺激量
先日、私の先生の勉強会に行ってきました。
構造鍼では、その人の神経の状態を検査で見極めて、その神経レベルに合った刺激量で調整していきます。
東洋医学でも実と虚と言って、身体が興奮状態にあるのか、それとも弱っているのかを見極めて、中庸と言われる調度良い元気度や興奮度になるよう治療していきます。
これと同じように、構造鍼もそれぞれの身体にあった刺激量を見極めて、神経のレベルが調度良い元気度や興奮度になるよう治療していきます。
治療が終わった後のスッキリ感や強い刺激による満足感が基準になってしまうと、その場では良くなったかのように感じますが、その後時間の経過と共にどんどん身体が崩れてきたり歪んでくることもよくあります。
ですから、大事なのは、身体や神経が疲労しない程度の心地よい刺激量で調整を行い、時間の経過と共に患者さん自身の力で身体が良くなってくる変化を促すことなのです。
当院では患者さんの状態に合った刺激量で安全な調整を行うことを重要視しています。