身体の感覚

2015年10月21日 Category: ブログ, 脳と身体のつながり

患者さんの中には、「以前までは自分の体調が分からなくて無理に頑張り続けていたけど、今は良く分かるようになって自分でも気を付けられるし、前よりも調子良く頑張れるからすごく身体も楽です。」と話される方もいて、とてもうれしく思います。

 

 

長い間、緊張状態が続いて脳と身体のやり取りに誤作動が生じている方は、身体の感覚が鈍くなり、不調や痛みや疲労などを感じにくくなってしまう方もいらっしゃいます。

 

 

そうなると、身体が不調であるにも関わらず頑張り続けてしまう状態になってしまいます。

 

 

疲れや身体の不調を全く感じずに頑張り続けられることは、周りから見たら人の2倍も3倍も働けて良さそうに見えますが、これはとても危険な状態なのです。

 

 

痛みや不調というのは、身体が病気へどんどん近づいていることを知らせるサインのようなものです。

 

 

車でたとえると、ガソリンが足りなくなってきていることを知らせるガソリンランプと同じですね。

 

 

ガソリンランプが点灯してもしばらくは走れますが、そのまま走り続ければすぐに車は走れなくなってしまいます。

 

 

車の場合はガソリンを入れればまた走れますが、人間の身体が同じ状況になるとそう簡単には回復できないのです。

 

 

回復に何年もしくは何十年とかかったり、ガソリンを入れているのに少量しか溜まらない身体になってしまう方もいらっしゃいます。

 

 

今まで病院や在宅訪問で動けなくなってしまった方達のケアに7年間携わってきて、今ある健康な状態を維持もしくは増進して病気を予防していくことの大切さを強く感じて、当院を開業するに至りました。

 

 

当院では脳と身体のやり取りをスムーズにさせて身体の感覚を本来の状態に戻していけるため、患者さんご自身での健康管理もしやすいようになってきます。

 

Fotosearch_k7092988