症例 首肩のこり、頭痛
頭痛や首肩のこりがひどくて来院された方です。
検査でみると、首から肩にかけての筋肉が固くなっていて痛みが起こりやすい状態でした。
なぜこのような状態になってしまったのか、自律神経や感覚・運動の神経系の検査で調べると、この方は足の裏や関節の感覚が低下していて立っている時に上手くバランスが取れていないことが分かりました。
元々人間は、足の裏や関節の感覚や平衡感覚など内側の感覚と外側の視覚でバランスを取っているのですが、この方の場合は内側の感覚が低下して外側の視覚に多く頼らないと安定して立てない状態になっていました。
こうなると、目がとても疲れやすくなり、何もしてなくても首肩の筋肉や頭の膜組織が固くなってしまいます。
その後、何回か構造鍼による調整を行い、徐々に足の裏や関節などの感覚が復活して目が疲れにくい状態になってくると、それに伴いだんだん頭痛や首肩のこりが起こることも減ってきました。
通院されて3か月後には、これらの不調は気にならないぐらい起こらなくなり、足の感覚がより良くなったことで「前より楽に歩けるから、出かけるのが楽しみになってきた。」と話してくれています。