症状について②

2015年7月11日 Category: ブログ, 症例

当院では、症状は脳と身体のやり取りがスムーズにいかなくなった状態を知らせるサインのようなものとお話ししました。

 

 

具体的に言うと、脳と身体のやり取りがギクシャクしてくると、身体の一部分が硬くなるなどで働かなくなります。

 

 

そして、働かなくなった部分を補うために、他の部位が2倍3倍と過剰に働かなければいけなくなってしまいます。

 

 

この働かない部分を補って働きすぎている部位が症状になるのです。

 

 

実際に今まで患者さんの身体を検査してきて、肩こりや腰痛などの原因は他の部位にあることがほとんどでした。

 

 

下の歯車を回している図で例えると、青色と黄色を回している2人が休んで働かなくなると、赤色の人だけで3つの歯車を回さないといけません。

 

 

この1人で働きすぎている赤色の人の状態が症状なのです。

 

 

症状だけにアプローチするということは、1人で頑張りすぎている赤い人にもっと頑張れと言っているのと同じことなのです。

 

 

それでは一時的に頑張れたとしても、またいつか限界が来ますし、無理をしている時間が長ければ長いほど問題は深くなっていきます。

 

 

当院ではまず働いていない部分(休んでいる青色と黄色の2人)を検査により的確に特定して、きちんと働けるよう調整していきます。

 

 

これにより働きすぎている部位(赤色の人)の負担が軽くなり、症状も自然と解消できる身体になることができます。

 

 

症状だけを一時的に止めたい方にとっては遠回りな治療法に聞こえるかもしれませんが、根本的な部分を整えていくことで症状が楽になるだけでなく再発も予防でき、今後何年、何十年先の人生をより充実したものにしていけるのです。

Fotosearch_k105088011