膝関節の変形や硬さ
当院では、立っていても膝が伸びきらなかったり、O脚であったり、X脚であったり、様々な膝の形をした方々も診させて頂いています。
構造鍼を学んで実践する以前の私は、これら膝の関節の変形は骨自体の変形によるものが強く影響しているから、良くて現状維持と思っていました。
ですが、構造鍼で膜の調整をしていくと、伸びきらない膝が伸びてきたり、O脚やX脚の膝がだんだん真っ直ぐになってくる患者さんの変化を多く見ることができています。
もちろん、それに伴って痛みなどの症状も持続的に緩和してくる方がほとんどです。
こういった体験を通して、やはり関節や骨自体の変形の始まりは、関節を固定している膜や筋肉の内側と外側や前後左右の張力のアンバランスがきっかけなんだなと実感するようになりました。
骨自体の形が変形してしまったものは、当院の膜の調整では難しいと思いますが、関節まわりの膜の張力を均等に調整することで良くなる方は世の中たくさんいらっしゃると思います。
さらに構造鍼により膜の張力のバランスが良くなるほど、全身の関節もどんどん動かしやすくなってくるため、その後何十年先の関節の変形の予防もできて、健康な状態を保つことに本当に強いんだなと実感しています。