自律神経の検査
初めて来院された患者さんの中には、当院で行う自律神経の検査を受けて、「自律神経って検査できるんですね!」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
この身体の調子を整えている自律神経は、とても曖昧なもののように捉えられていることが多くありますが、神経学を学んでいくと自律神経がどこでコントロールされていて実際に体の中でどんな作用をしているのかが明確に分かってきます。
例えば、汗や唾液などの体液の質や脈の強弱、それだけでなく姿勢など身体のあらゆる所に自律神経の作用が関係してくるのです。
自律神経が乱れると、眠れなくなったり、頭痛や肩こりなど痛みがあちこちで起こったり、めまい、原因の分からない体調不良、血圧の変動、ドライアイなど様々な不調が起こりやすくなってしまいます。
こういう全身に現れる自律神経の働きを、検査により細かく分析出来るようになったのも構造鍼で行う検査法の特徴の一つです。
この検査法により、自律神経がどれだけ上手く働けているのかを正確に把握できるため、患者さんの体調や健康レベルがどの程度のレベルなのかをお伝えすることが出来ます。
そして調整法では、自律神経自体をコントロールしている部位の神経回路を間接的に働きやすくすることができるので、それらの体調を安定させるのに強い療法となっています。