6月19日(月)の電話対応について
症例 膝の痛み
50代女性で歩くと左膝が痛くなるとのことで来院された方です。
来院される前に整形外科でレントゲンやMRIを撮っても異常はなかったそうです。
当院でも初診時に整形外科的な徒手検査を行いましたが、特に強い問題点は見られませんでした。
しかし、姿勢分析では痛みが起こる左膝がわずかに曲がっていました。
また当院の特殊なベッドでは、立っている状態の全身の歪みを観察することができるのですが、右左の足の長さの差が大きく、左膝の歪みも見られました。
初診の日は、まず構造鍼で一番問題として強かった足の調整を行いました。
それから10日後に再来院した際に姿勢分析をすると、左膝が前回よりも伸ばして立てるようになっていました。
痛みについて聞くと「10痛かったのが6ぐらいになってきた。」とのことでした。
その後も繰り返し構造鍼による調整を行っていくと、立っている時の身体の歪みが改善されるに伴い、膝の痛みもだんだん減ってきました。
5回目にはほぼ痛みが気にならなくなってきたとのことです。
今回のように、関節がわずかに歪んだ状態で立つと、身体の負担が大きくなり痛みや不調が起こりやすくなってしまいます。
立っている時の身体の歪みはご自身では自覚できない部位が多いですが、当院では自覚できない歪みの中で一番問題が大きい部位を検査で特定して改善していくことができます。
このようにして当院で姿勢が良くなると、楽に立てるようになるだけでなく、その先の歩き方もスムーズで楽に歩けるようになり、更にその先の日常生活も楽に送ることができるようになっていけます。
「楽に立てる → 楽に歩ける → 楽に生活が送れる」
立っている状態で全身の関節や筋肉が円滑に楽に動かせるようになればなるほど、痛みや不調が起こりにくい身体や、日常生活をより快適に送ることが出来る身体へと変化していけるのです。
梅雨に入りましたね。
昨日から東海地方も梅雨に入りましたね。
梅雨の時期は湿度が高くなり、ジトッとした汗をかいて皮膚がベタベタしやすくなります。
そこに冷房などの冷えが加わると、自律神経が乱れて急に様々な不調がおこりやすくなります。
この状態になると、身体のだるさやむくみ、痛み(腰や背中など)、めまいや精神的な落ち込み、頭痛や食欲不振など様々な不調が出てくる方が多くいらっしゃいます。
ですから、毎年梅雨の時期に体調を崩される方は、身体を冷やさないことに気を付けてもらうと体調の安定化につながっていきます。
当院では、梅雨の時期に行うと良い生活習慣法なども患者さんに紹介して、より快適に生活が送れるようアドバイスしています。
自律神経の検査
初めて来院された患者さんの中には、当院で行う自律神経の検査を受けて、「自律神経って検査できるんですね!」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
この身体の調子を整えている自律神経は、とても曖昧なもののように捉えられていることが多くありますが、神経学を学んでいくと自律神経がどこでコントロールされていて実際に体の中でどんな作用をしているのかが明確に分かってきます。
例えば、汗や唾液などの体液の質や脈の強弱、それだけでなく姿勢など身体のあらゆる所に自律神経の作用が関係してくるのです。
自律神経が乱れると、眠れなくなったり、頭痛や肩こりなど痛みがあちこちで起こったり、めまい、原因の分からない体調不良、血圧の変動、ドライアイなど様々な不調が起こりやすくなってしまいます。
こういう全身に現れる自律神経の働きを、検査により細かく分析出来るようになったのも構造鍼で行う検査法の特徴の一つです。
この検査法により、自律神経がどれだけ上手く働けているのかを正確に把握できるため、患者さんの体調や健康レベルがどの程度のレベルなのかをお伝えすることが出来ます。
そして調整法では、自律神経自体をコントロールしている部位の神経回路を間接的に働きやすくすることができるので、それらの体調を安定させるのに強い療法となっています。