脳と身体のやり取り

2016年3月1日 Category: ブログ, 脳と身体のつながり

人間の脳は、もともと全身を良い状態に保とうとして働いています。

 

 

傷ついたり不調が起こっても、それを治そうと脳が指令を出して、いろいろな細胞を働かせて修復させていきます。

 

 

たとえば、擦り傷ができても放っておいたらいつの間にか治っていたという経験があると思いますが、これも脳が勝手に指令を出して治してくれているからなのです。

 

 

当院で行う構造鍼では、この働きを分析して、脳と身体のやり取りをスムーズに働かせることに特化した方法です。

 

 

これにより患者さん自身の治癒力を最大限に発揮させて症状や不調が良くなることで、その過程を脳が覚えるため、再発しにくく持続的に症状が起こらない身体にもなれるのです。

 

 

その場しのぎで一時的に症状だけを感じなくさせる方法ではありませんが、何年後も症状や不調が起こらない元気で動きやすい身体へと着々と変わっていくことができます。

 

歯車

習慣化される姿勢

2016年1月30日 Category: ブログ, 脳と身体のつながり

当院では、姿勢が持続的に良くなる方が多くいらっしゃいます。

 

 

これは、当院で行う構造鍼が全身の感覚を正常な状態に戻すことに特化しているからなのです。

 

 

本来、脳は心地良い状態や楽な状態を好み、その状態を覚えやすい性質があります。

 

 

たとえば、前かがみの歪んだ姿勢が長年続くと、前かがみの姿勢が習慣化されて違和感がなくなり、脳はそれを楽な姿勢と記憶してしまいます。

 

 

この前かがみの姿勢を背中を伸ばして正しい姿勢に戻したとしても、背中の筋肉が緊張していて辛い姿勢として違和感が出てしまいます。

 

 

そうなると、脳は元の前かがみの方が楽なので、正しい姿勢から歪んだ姿勢にまた戻っていってしまうのです。

 

 

当院では、まず全身のズレてしまった感覚を正常な状態に戻して、正しい姿勢が楽で心地良いことを脳に思い出させていきます。

 

 

こうやって感覚を徐々に修正させていくことで、自然と姿勢が良くなり、脳が持続的に心地良い正しい姿勢を維持しようと働き出すのです。

 

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上手な歩行動作

2015年12月27日 Category: ブログ, 脳と身体のつながり

初診時に姿勢分析をしていると、たまに一見歪みがなくて良い姿勢なのに、歩いてみるとロボットのように動きが硬い方をお見かけします。

 

 

これは、悪いなりに姿勢が整っている方です。

 

 

左右・前後の筋肉や筋膜が均等に硬くなっているので一見姿勢は良いのですが、全体的に圧縮されているような感じになってしまっているのです。

 

 

当院では姿勢分析以外に、自律神経や感覚・運動などの神経系の検査や関節の硬さなどを検査していきます。

 

 

これらを検査するのは、単に体調や歪みの原因を把握するだけでなく、その人が立った状態からどの程度スムーズに歩けるのかを診ています。

 

 

人間は上手に歩けるようになると、歩くだけで脳を十分活性化できて、ご自分の力で自然と良くしていくことができます。

 

 

今の世の中、脳を十分活性化できるほど上手に歩けている方はごく少数しかいないのですが、構造鍼ではそれが可能な身体へと変化することができるのです。

 

 

私自身も私の先生から構造鍼を受けており、治療後に歩いているとだんだん頭がすっきりしてくる感覚をとても実感しています。

 

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身体の感覚

2015年10月21日 Category: ブログ, 脳と身体のつながり

患者さんの中には、「以前までは自分の体調が分からなくて無理に頑張り続けていたけど、今は良く分かるようになって自分でも気を付けられるし、前よりも調子良く頑張れるからすごく身体も楽です。」と話される方もいて、とてもうれしく思います。

 

 

長い間、緊張状態が続いて脳と身体のやり取りに誤作動が生じている方は、身体の感覚が鈍くなり、不調や痛みや疲労などを感じにくくなってしまう方もいらっしゃいます。

 

 

そうなると、身体が不調であるにも関わらず頑張り続けてしまう状態になってしまいます。

 

 

疲れや身体の不調を全く感じずに頑張り続けられることは、周りから見たら人の2倍も3倍も働けて良さそうに見えますが、これはとても危険な状態なのです。

 

 

痛みや不調というのは、身体が病気へどんどん近づいていることを知らせるサインのようなものです。

 

 

車でたとえると、ガソリンが足りなくなってきていることを知らせるガソリンランプと同じですね。

 

 

ガソリンランプが点灯してもしばらくは走れますが、そのまま走り続ければすぐに車は走れなくなってしまいます。

 

 

車の場合はガソリンを入れればまた走れますが、人間の身体が同じ状況になるとそう簡単には回復できないのです。

 

 

回復に何年もしくは何十年とかかったり、ガソリンを入れているのに少量しか溜まらない身体になってしまう方もいらっしゃいます。

 

 

今まで病院や在宅訪問で動けなくなってしまった方達のケアに7年間携わってきて、今ある健康な状態を維持もしくは増進して病気を予防していくことの大切さを強く感じて、当院を開業するに至りました。

 

 

当院では脳と身体のやり取りをスムーズにさせて身体の感覚を本来の状態に戻していけるため、患者さんご自身での健康管理もしやすいようになってきます。

 

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生活習慣による影響

2015年10月12日 Category: ブログ, 脳と身体のつながり

生活の不規則や心身のストレス、生活環境などたくさんの要因により、長年かけて身体に疲労や歪みが蓄積されていきます。

 

 

今まで多くの患者さんを診てきて、いかに生活環境や心身のストレスが脳と身体に悪影響を与えるのかを見てきました。

 

 

当院ではそういった日々の溜まった疲労や歪みがご自身の力で自然と解消できるようになってきますが、それでも毎日の心身の負担が大きい方は自分で解消しきれない疲労や歪みなどが溜まることもあります。

 

 

そのため、症状が解消されて脳と身体のやり取りもある程度スムーズになった患者さんの中には、良い状態を維持または大きな不調を予防するためにメンテナンス目的で通われている方も多くいらっしゃいます。

 

 

僕自身も元々は身体が丈夫な方ではなかったのですが、僕の先生から定期的な治療を受けているおかげで丈夫になり、それにより体調のことを気にせず全力で仕事を頑張れるようになったと感謝しています。

 

 

以前の僕ならとても開業して頑張ってはいけれない状態でしたし、考えもしなかったと思います。

 

 

きちんとした治療を定期的に受けていくことで、身体だけでなく人間の深い部分まで変わることができて、その後の人生も良い方向へ大きく変化していくことができるんだなと身をもって実感しています。

 

 

当院も治療による身体の変化を通して、患者さん達の人生がより豊かになるお手伝いができるよう日々精進していきます!

 

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