梅雨に入りましたね。
梅雨に入りましたね。
梅雨の時期は湿度が高くなり、皮膚表面が汗でベタベタした状態になりやすくなります。
その状態で身体が冷えると、大きく自律神経が乱れて、急に強い不調が起こったりします。
「汗の内攻」と言う状態です。
この状態になると、身体のだるさやむくみ、頭痛、腰や背中などの痛み、食欲不振や胃腸の不調、寝違えやぎっくり腰、精神的な落ち込み、など様々な不調が急に起こります。
汗の内攻は、身体の冷えに気を付けたり、皮膚表面の汗を乾いたタオルで拭いてサラサラした状態に保つことなどで予防することができます。
また、こういった季節の変化の良くない影響を受けやすい方は、当院の調整を受けられると季節の変化にも上手く身体が適応できるようになります。
皮膚や汗の状態
自律神経の検査
初めて来院された患者さんの中には、当院で行う自律神経の検査を受けて、「自律神経って検査できるんですね!」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
この身体の調子を整えている自律神経は、とても曖昧なもののように捉えられていることが多くありますが、神経学を学んでいくと自律神経がどこでコントロールされていて実際に体の中でどんな作用をしているのかが明確に分かってきます。
例えば、汗や唾液などの体液の質や脈の強弱、それだけでなく姿勢など身体のあらゆる所に自律神経の作用が関係してくるのです。
自律神経が乱れると、眠れなくなったり、頭痛や肩こりなど痛みがあちこちで起こったり、めまい、原因の分からない体調不良、血圧の変動、ドライアイなど様々な不調が起こりやすくなってしまいます。
こういう全身に現れる自律神経の働きを、検査により細かく分析出来るようになったのも構造鍼で行う検査法の特徴の一つです。
この検査法により、自律神経がどれだけ上手く働けているのかを正確に把握できるため、患者さんの体調や健康レベルがどの程度のレベルなのかをお伝えすることが出来ます。
そして調整法では、自律神経自体をコントロールしている部位の神経回路を間接的に働きやすくすることができるので、それらの体調を安定させるのに強い療法となっています。
寒くなりましたね。
最近はどんどん寒くなってきてますね。
この気温や季節の変化に対応出来るよう、体を変化させているのも自律神経の働きの一つです。
たとえば、冬は体温を保温するために汗を出さないようにしたり、夏は体内の余分な熱を外に出すために汗をたくさんかけるよう変化させたりです。
当院に通われて自律神経が安定してくると、「毎年この季節になると調子が崩れてたけど、今年は楽に過ごせるわ」とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
東洋医学では、冬の時期にしっかり体を養生できると次の春夏秋の季節が元気に過ごせる、と言われるぐらい冬の体調管理が重要視されています。
当院でも、患者さんが季節や周りの環境の変化に対応できる身体になってもらえるよう調整を行っています。
季節による自律神経の変化
最近は陽射しが温かくなってきましたね。
東洋医学の二十四節気では、立春を迎えてすでに春に入っていることになります。
実際の気温はまだまだ寒くて冬のように感じますが、この二十四節気は太陽のことを言っているのです。
日照時間や日の強さなどです。
ですから、気温はまだ低くても、陽射しは春の陽射しになっているということなんです。
冬は交感神経が働きやすい季節ですが、春になると副交感神経が働きやすくなります。
その影響で、筋肉の緊張も緩み動きやすくなってきますが、今までの不摂生や無理をして溜まった疲れなどの不調が出てしまうこともあります。
季節の変わり目はなるべく体調を整えて、快適な春の生活を送れると良いですね。
当院も患者さんの自律神経が季節の変化に上手く適応して快適な生活が送れるよう、良い変化を促しています。