本日の勉強
今は内臓の膜について勉強しています。
最近では筋肉を包む筋膜という膜が流行っているようですが、身体の中には内臓を包む膜や肺を広げる横隔膜、骨を包む骨膜などたくさんの膜の組織があるんです。
内臓の膜について学んでいくと、自分が想像していた以上に内臓と膜の組織は関係しあっていることが分かりました。
内臓の膜は周りを包むだけでなく、内蔵自体を縦や横に隔てたり、周りの組織とつながって内蔵を正しい位置に固定したり、様々な役割をしています。
たとえば、立ってる時でも内臓は下に落ちてこないですよね?
これは周りの膜が引っ張りあって内臓を固定しているからなんです。
身体の疲れやストレス、生活習慣の乱れなどにより、内臓の膜も硬くなって、不調や原因の分からないお腹の痛みなどが起こることもあります。
こういう原因の分からない不調を分析して、改善するためのお手伝いが更にできるよう日々勉強していきます。
山本屋総本家の味噌煮込みうどん
加湿器を設置
動きの中での分析
先日、月一回行われる勉強会に行ってきました。
今回の勉強会では、足踏みや歩行などの動作を診ることで、膜(筋膜、内臓の膜、頭蓋膜など)のどこに制限があるかや脳および神経の働きがスムーズに行えているかなど、あらゆる状態が読み取れることを学びました。
私は今まで患者さんが止まっている状態を検査して分析してきました。
日常でスムーズに動けるようになるには、まずは立って止まっている状態が安定することが大前提ですから、その止まった状態を検査・分析することはとても重要です。
その上で、さらに足踏みや歩行の検査で総合的に身体を診れるようになると、患者さんの本当の原因となっている問題点をより正確に特定することができるようになります。
今後は動作の分析も行っていき、根本的な原因を特定する精度を更に上げられるよう精進していきます☆
構造鍼の特徴①
筋膜や皮膚、内臓の膜などあらゆる膜の組織は、過度に何度も負担をかけたり持続的な疲労やストレスなど多くの原因により、小さなひきつれが形成されて周りを引っ張るようになってしまいます。
実は、この膜組織のひきつれが何年~何十年と残ってしまい、その年月が経過すればするほど全身に与える影響も大きくなってしまいます。
構造鍼は、この何年~何十年と残っている膜のひきつれを取ることを得意とした治療法なのです。
さらに、全身にある多くの膜組織のひきつれの中で、特に一番影響が大きい物を検査で特定して正確に取り除くことができます。
ですから、どこに行っても良くならなくて長年悩まされた症状がだんだん良くなってきたり、今まであきらめていた猫背や歪んだ姿勢などが持続的に良くなる方が多いのです。