足から全身の健康を取り戻す
足裏のコントロール
先日は私の先生の勉強会に行ってきました。
その中で足の裏の感覚が健康状態にとても影響していることを学びました。
立っている時に姿勢を安定させるためには、しっかり足の裏でバランスが取れることが重要になってきます。
足の裏は年齢を重ねる度に使いにくくなってきて、高齢になると足裏の全面積の20%程しか使えなくなってしまうことが分かっています。
足裏の面積の20%だけの範囲で立とうとすると、かなりふらふらしてしまいますよね。
構造鍼では足の膜のひきつれの中でも、特に立った時の足裏のバランスに影響を与えているものを特定して取り除いていきます。
これによって、立った時に足裏が上手くコントロール出来るようになり、安定して歩けたり楽に動くことが出来るようになります。
そうなることで、体調をコントロールしている自律神経が安定してきますし、痛みや疲労が回復しやすい以前のような元気な体へと戻っていくことができるのです。
コントロールできる範囲が狭くなってしまった状態になると自力で元に戻ることは難しいですが、当院の構造鍼を受けて、全身が広い範囲でスムーズに動かせるようになった方が多くいらっしゃいます。
身体に合った刺激量
先日、私の先生の勉強会に行ってきました。
構造鍼では、その人の神経の状態を検査で見極めて、その神経レベルに合った刺激量で調整していきます。
東洋医学でも実と虚と言って、身体が興奮状態にあるのか、それとも弱っているのかを見極めて、中庸と言われる調度良い元気度や興奮度になるよう治療していきます。
これと同じように、構造鍼もそれぞれの身体にあった刺激量を見極めて、神経のレベルが調度良い元気度や興奮度になるよう治療していきます。
治療が終わった後のスッキリ感や強い刺激による満足感が基準になってしまうと、その場では良くなったかのように感じますが、その後時間の経過と共にどんどん身体が崩れてきたり歪んでくることもよくあります。
ですから、大事なのは、身体や神経が疲労しない程度の心地よい刺激量で調整を行い、時間の経過と共に患者さん自身の力で身体が良くなってくる変化を促すことなのです。
当院では患者さんの状態に合った刺激量で安全な調整を行うことを重要視しています。
構造鍼の特徴②
構造鍼で調整すると、身体が良くなっていく変化が2種類あります。
1つ目の変化は調整直後に身体が軽くなったり動かしやすくなる変化です。
そして、2つ目の変化は、調整後の日常生活の中でだんだん身体が変わってくる変化で、後からだんだん身体が整って楽になってきたり他にも様々な部分が良くなってくる変化です。
この後からの変化が持続的に積み重ねていける変化であり、ある程度変化が大きくなってくると疲れたりストレスなどを受けても体調が大きく崩れることも減ってきます。
構造鍼では、足を他ではないぐらい精密に整えていきます。
これによって、調整後に歩けば歩くほど、日常生活を送れば送るほど、どんどん身体の変化が促せるような仕組みになっているのです。
当院では調整した直後の姿勢よりも、次回来院された姿勢の方が良くなっている患者さんも多くいらっしゃるのは、日常生活の中で持続的に変化してきているからなんです。
構造鍼の特徴①
筋膜や皮膚、内臓の膜などあらゆる膜の組織は、過度に何度も負担をかけたり持続的な疲労やストレスなど多くの原因により、小さなひきつれが形成されて周りを引っ張るようになってしまいます。
実は、この膜組織のひきつれが何年~何十年と残ってしまい、その年月が経過すればするほど全身に与える影響も大きくなってしまいます。
構造鍼は、この何年~何十年と残っている膜のひきつれを取ることを得意とした治療法なのです。
さらに、全身にある多くの膜組織のひきつれの中で、特に一番影響が大きい物を検査で特定して正確に取り除くことができます。
ですから、どこに行っても良くならなくて長年悩まされた症状がだんだん良くなってきたり、今まであきらめていた猫背や歪んだ姿勢などが持続的に良くなる方が多いのです。